「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録が決定しましたね!!
おめでとうございます!!
その中のひとつの「三内丸山遺跡」は、実は私の事務所から自転車で10分くらいの近場にあります。
小学校の頃に遠足で行ったきりほとんど行ったことがなかったのですが、
昨年立ち寄る機会があって施設を覗いてみましたが、とても変わっていて驚きました。
小学校の頃は仮設事務所で土偶のレプリカを作ったのですが、
今や、かなり大きな施設となっており、見どころ十分でした。
さて、今回のお話は、縄文人も断熱・気密住宅に住んでいたよ。というお話です。
三内丸山遺跡の中には竪穴式住居が点在していて見学者が入れるようになっています。
この住居は、屋根の上に土をのせることによって、
断熱性と隙間風防止の工夫を行っているのがわかります。
また、生活空間は少し土の中に数十センチから1メートル程度まで掘り込んであるので、
半地下空間となっています。
地中の温度は平均的に15℃程度なため、冬は暖かく、夏は涼しい、
一年中快適な住居だったのではないかと思われます。
また、屋根には排煙のための空気抜きのような穴も見受けられます。
きっとこの穴が通風、換気の役割をになっていたことが想像できます。
この住居は非常に合理的に建てられていたことがわかりますね!
今から5900年〜4200年前という想像もできないくらい前に考えられていたとは。。
冬はとても寒かったでしょう。
縄文人たちも様々な工夫を凝らしたエコハウスを建てていたのですね。
たくさんのエネルギーを使っている現代において、
改めて縄文の生活様式を体験してみるのも良いかもしれません。