皆さんのご自宅のスイッチの位置は床からいくつの高さでしょうか?
コンセントの高さは、エアコンなどの家電用等、用途によって高さが変わるのですが、
スイッチの高さは、床から1100mmから1200mmの高さとすることが一般的です。
しかし我々が設計する住宅では、基本床から900mmの高さとすることが多いです。
理由としては2つあります。
1つ目は、意匠的な理由です。
床から1200mmの位置だと目線に入ることが多く、見た目的に視線より低い位置にした方がスッキリするためです。
2つ目は、バリアフリーな設計とするためです。
基本的にドアのハンドルや引き手は、既製品の建具でも床から900mmくらいの位置にあります。
この誰でも触りやすい高さにスイッチも合わせることで、お子様でも、高齢になり車椅子などになってしまっても
使いやすい、バリアフリーを考慮した高さとしています。
一般的に1100mmから1200mmの高さといわれている理由は複数あるようですが、
オフィスや、賃貸住宅等、その建物を利用する方が永続的に特定されていない場合、
スイッチにどの部屋のスイッチかというような印がつけていないと、
不特定多数の人が利用する場所では不便であるため、目線に近い高さに設置しているようです。
また模様替え等によって、家具のレイアウトを変える時、
900mmの高さだと当たってしまう家具が増えてしまうため、1100mmから1200mmとしていることも考えられます。
ですので、特に注文住宅の場合は、長年住む場合は、どれがどの部屋のスイッチかということも覚えるでしょうし、
家具のレイアウトも大きく変わらないようでしたら、スイッチの高さを検討してみるのもいいのかなと思います。