「新築を建てるために土地を探そう!」
と思うとまずは、ネット等で情報収集するかと思います。
そして、実際に気になった土地の周辺の不動産会社を訪ねてみると、
「この辺りの相場だと、坪○○万円くらいかな」
などと言われます。
土地の値段には、地域ごとで相場があるのです。
この相場は、さまざまな要因で形成されています。
例えば、中心市街地からの距離や、最寄駅までの距離や住環境の質などが要員としてあります。
このような地域の相場はその土地の不動産会社に聞けば目安を教えてもらえます。
しかし、この情報だけを鵜呑みにしてしまうと、
「思ったよりも高く土地を買ってしまった」
ということにもなりかねません。
なぜかというと、不動産会社に
「特定の土地を買わせたい」という意図があったりするためです。
もちろん健全な不動産会社であればそんなことはないかと思いますが、
不正確な情報ではないかを確かめて、自分の身を守る必要があります。
適正な土地相場を知ることでより安全に土地の購入を考えることができます。
青森県の土地単価の調べ方!!
では、実際にどのように適正な土地相場を調べることができるかをみていきましょう。
適正な取引の指標となるのが「地価公示価格」です。
毎年1月1日現在の正常な地価を判定し、毎年3月下旬頃に国土交通省から発表されている指標です。
→こちらからアクセス可能です(国土交通省地価公示・都道府県地価調査)
使い方も簡単です。
マップが出てくるので、検討している土地の近くをクリックします。
そこから詳細ページに進むと、土地の所在地、面積、全面道路の情報が書かれています。
ここから、一般の住宅地であれば、その近くの公示価格を知ることができます。
実際の土地の価格は、形状や道路付け等の個別の要因でも変化することがありますが、
適正な相場の目安を知るには良いかと思います。
道路でも土地の値段が変わります!!
土地の値段の目安を知るもうひとつの方法は、「路線価」も調べてみることです。
路線価は、道路ごとに国税局が決定した土地の単価のことです。
この路線価は買いたい土地が接する道路の単価がそのまま出るため、
道路ごとで微妙な土地の値段の差もわかりますので参考にしてみるのも良いかと思います。
自分が普段使っている道がどのくらいの価値があるのか?
という視点で見ても面白いかもしれないですね。
まとめ
初めての土地探しをしている方には、道路付けや、土地の形よりも
自分で選んだ、「この場所に住みたい!」と思う気持ちを大切にしてほしいです。
もちろん安い土地には何らかの理由があると思います。
旗竿の敷地や、変形した土地は、整った形の土地よりも安くなります。
安いからと言って飛びついてしまうと、
素人には難しいので価格だけで決めるのは避けた方が良いでしょう。
しかし、そのような欠点がある土地でも、住宅のプランニングや窓の配置等で
住みやすい住宅を建てることは可能です。
できれば土地選びの段階から、土地のプロだけでなく建築のプロと一緒に
土地選びをしてみてください。
建築のプロは、採光や周辺環境等、多角的な視点から考えることができるので、
安い土地にも可能性を見つけることができるかもしれません。