今日は、みかんぐみと蟻塚学建築設計事務所と共同で設計を進めている、
青森県黒石市の図書館の模型作業です!!
久しぶりに模型をつくるので、時間がかかってしまいながらも、
着々と進んでいます!!
学生の頃に通っていた大学院では、
建築家である小嶋一浩氏の影響もあってか、
「大きな模型でなければ模型にあらず」
というような文化があり、同級生がみな課題の度に
巨大で綺麗な模型と、美しいパースを作っていて、
毎回講評会の度に絶望させられた記憶があります。
僕は大学は別の大学に通っていたので、
大学院からこの「巨大模型文化」に放り込まれ、
2年間、劣等感と試行錯誤ばかりの大学院時代を過ごしていました。
負けじと大きな模型をつくりましたが、
僕はあまり模型が得意ではなく、精度が低い模型ばかり
作っていて、なかなか空間の良さを伝えられず、
やきもきしていたのも今では良い思い出です。笑。
この良き文化は今でも続いているのかなぁ。
大きい模型は迫力があるだけでなく、
覗きこむと、その建築に入ったかのような気がするので、
検討する時からも模型は大切にしています。
見る人にわかりやすいように色紙や、
プラスチックの透明板をつかってガラスを表現したり、
時には本物の木を植栽として利用する等して、
初めて見た人でも、素材が伝わりやすいように模型作りにも工夫をしています。
そんな影響もあってか、図書館はでかい模型をつくるぞ!!
と意気込んで、1/50スケールくらいで作り始めようと思ったのですが、
いざ取りかかってみると、A0サイズくらいのでかさになって、
「あ、これ、いくら時間があっても終わらないパターンだな、、」
と思い、残念ですが諦めました。
もっと時間と人手がかけれればなぁ。。
ということで、図書館の模型は1/100のスケールで
作り進めるということで落ち着いたのですが、
十分大きそうですね。笑
住宅の提案の場合は、模型をつくる際は、
はじめは小さな1/100のスケールの模型でプレゼンテーションをします。
そして打ち合わせを進めながら最終的には1/30のスケールの模型を
つくるようにしています。
大きな模型だと、建築をまったくわからない方でも素材や空間がイメージ
がしやすくなり、打ち合わせもスムーズに行うことができています。
また、提案する住宅部分だけでなく、敷地周辺の既存建物の模型も
つくるように心がけています。そうすることで、
敷地内への日の光の入り方等がよりイメージしやすくなります。
いい感じに仕上がってきたので完成が楽しみです!!